国立遺伝学研究所の西村瑠佳氏らは、福井県の鳥浜貝塚から出土した5,500~7,000年前(縄文前期)の糞石に含まれる検体に対しショットガンメタゲノム解析(DNAの塩基配列を解析する手法)を実施したところ、ウイルスの99%以上が細菌に感染し、その細胞内で増殖するウイルスであるバクテリオファージだったことをPLoS One(2024; 19: e0295924)に報告した(関連記事「日本人の腸内細菌・ウイルス叢の特徴とは」)。