ペマフィブラート、肝脂肪/線維化に影響は

2型糖尿病患者の減量効果に対する検討

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 metabolic dysfunction associated steatotic liver disease(MASLD)は、肝がんを伴う肝線維症および肝硬変を引き起こす可能性が指摘されている。ペマフィブラートは、脂質代謝および炎症抑制の主な調節因子とされるPPARαへの選択的作用を介した肝機能の改善効果が報告されているものの、肝脂肪量や肝線維化に及ぼす影響については明らかでない。獨協医科大学病院内分泌代謝内科の加藤嘉奈子氏は、MASLDを有する2型糖尿病患者に対するペマフィブラートの肝脂肪量の減少および肝線維化の抑制効果を検討し、結果を第67回日本糖尿病学会(5月17~19日)で発表した(関連記事「高脂血症薬がNAFLDのサルコペニア抑制か」)。

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)にはスティグマに該当する単語が含まれるとして、欧米では代用語としてMASLDが提唱された。日本の学会も賛同を示しているが、日本語名は未発表。

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