抗VEGF薬、プレフィルド製剤で眼内炎リスク低下

システマチックレビューで示された硝子体内注射にPFS製剤を選択すべき根拠

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 抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の硝子体内注射は、加齢黄斑変性(AMD)や糖尿病黄斑浮腫(DME)などの網膜疾患に対する治療として主流になりつつある。従来の抗VEGF薬はバイアル製剤であったが、2016年にラニビズマブのプレフィルドシリンジ(PFS、薬剤を充塡した注射器)製剤が米食品医薬品局(FDA)に承認されたのを皮切りに、その後アフリベルセプト2mgおよび6mg、ブロルシズマブのPFS製剤が発売された(関連記事:加齢黄斑変性の新薬発売)。フランス・Clinique MathildeのJoel Uzzan氏らは、抗VEGF薬硝子体内注射におけるPFS製剤とバイアル製剤を比較評価した文献36件についてシステマチックレビューを実施。手技の効率性、臨床医の使用感、安全性においてPFS製剤の評価が高かったことをOphthalmol Ther(2024年7月27日オンライン版)で報告した。

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