後遺症を残さない乳児血管腫治療を目指して

第一選択薬・プロプラノロールの適切な使い方

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 β遮断薬プロプラノロールは乳児血管腫の治療薬として有効性を認める報告が相次ぎ、日本においても2016年にシロップ製剤が承認され、2023年に刊行された最新の『血管腫・脈管奇形・血管奇形・リンパ管奇形・リンパ管腫症診療ガイドライン2022』(以下、新ガイドライン)では第一選択薬として推奨されている。プロプラノロールの副作用を回避し、かつ効果を引き出す投与方法の確立が待たれており、新ガイドラインでは関連するクリニカルクエスチョン(CQ)が新設されている。帝京大学溝口病院皮膚科教授の桒野嘉弘氏は第123回日本皮膚科学会(6月6〜9日)で、血管腫による後遺症を残さないためにはプロプラノロールをどのように使えばよいのかという観点から、乳児血管腫治療について新ガイドラインを基に自身の経験を交え解説した(関連記事「乳児血管腫への効果、β遮断薬間で差なし」)。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする