再発寛解型多発性硬化症(RRMS)の治療において自家造血幹細胞移植(aHSCT)を支持するエビデンスは増えているが、ほとんどの国の臨床ガイドラインで標準治療には組み入れられていない。スウェーデン・Uppsala UniversityのThomas Silfverberg氏らは、aHSCTの実臨床での有効性と安全性を評価する観察コホート研究を実施し、その結果を J Neurol Neurosurg Psychiatry(2024; 95: 125-133)に報告した(関連記事「多発性硬化症の再発抑制に自家移植が有効」)。