クローン病でリサンキズマブが優越性示す

ウステキヌマブとの第Ⅲb相head-to-head試験

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 乾癬治療薬の抗インターロイキン(IL)-23p19抗体リサンキズマブは、今年(2024年)6月に既存治療で効果不十分な中等症~重症の潰瘍性大腸炎への適応追加が承認されるなど、下部消化器疾患診療において期待が高まっている。フランス・Nancy University HospitalのLaurent Peyrin-Biroulet氏らは、クローン病に対するリサンキズマブとIL-12/23阻害薬ウステキヌマブの有効性を検証する国際第Ⅲb相非盲検ランダム化head-to-head試験を実施。その結果、「ウステキヌマブに対し、リサンキズマブは24週時の転帰における非劣性、48週時の転帰における優越性を示した」とN Engl J Med2024; 391: 213-223)に報告した(関連記事:「リサンキズマブがウステキヌマブに対しクローン病で優越性示す」「リサンキズマブ、潰瘍性大腸炎で適応追加承認」)。

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