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ホーム »  連載・特集 »  Circulation Journal »  潜在性甲状腺機能低下症患者で心臓足首血管指数が増加

Circulation Journal Circulation Journal

2014. No.6の注目論文 日本循環器学会発行誌の注目論文を同誌編集長がpick up

Editor's Comment

 心臓の拡張障害は動脈の硬度の増加に関連することが知られていますが,効果的な治療法の開発が待たれています。本研究は,潜在性の甲状腺機能低下症がその機序に関与していることを明らかにした点で臨床的意義があります。

東北大学循環器内科 教授
Circ J 編集長 下川 宏明氏

潜在性甲状腺機能低下症患者で心臓足首血管指数が増加

 2014年06月26日 17:22

 左室拡張障害のリスク要因として,高血圧,糖尿病,高齢女性の他,甲状腺機能低下症が知られている。潜在性の甲状腺機能低下症によっても脈波伝播速度(PWV)が増加し,動脈の硬さや左室拡張機能に影響することが示唆されている。兵庫医科大学循環器内科・臨床検査医学講師の正木充氏らは,横断研究の結果から,甲状腺機能が標準範囲内の者に比べて,潜在性甲状腺機能低下症患者では,新しい動脈硬化検査である心臓足首血管指数(CAVI)が増加していることをCric J(2014;78:1494-1500)に報告。潜在性甲状腺機能低下症において,CAVIは血中ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)値と正の相関を示している。またCAVIは血中C反応性蛋白(CRP)や心エコーにおける左室拡張機能と相関することが示された。

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