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ホーム »  連載・特集 »  Circulation Journal »  術前CKDがCABG患者の術後感染症や院内死亡の予測因子に

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2014. No.9の注目論文 日本循環器学会発行誌の注目論文を同誌編集長がpick up

Editor's Comment

 冠動脈バイパス術後のリスクを術前に予測し,あらかじめ対処することは臨床的に重要です。本研究は多施設共同研究により,術前の慢性腎臓病(CKD)が術後の感染症や院内死亡と強く相関することを示した点で意義があります。

東北大学循環器内科 教授
Circ J 編集長 下川 宏明氏

術前CKDがCABG患者の術後感染症や院内死亡の予測因子に

 2014年09月25日 16:20

 近年,慢性腎臓病(CKD)が,冠動脈バイパス術(CABG)を受ける患者の予後不良に関連することが相次いで報告されているが,日本人による大規模な検討は行われていなかった。京都大学心臓血管外科講師の南方謙二氏らは,単独CABG患者約1,500例のデータを用いて,多施設共同研究を実施。術前因子の中で,糖尿病やHbA1c値は術後転帰に有意な影響を与えない一方,進行したCKDが術後感染症の独立した予測因子であることを報告した(J Cardiol 2012;59:275-284)。今回,事後解析として,推算糸球体濾過量(eGFR)により術前腎機能レベルを分類し,CKDが術後転帰に及ぼす影響について調べた。その結果,重症CKD(eGFR30mL/分/1.73m2未満)は,CABG後の感染症,急性腎障害および院内死亡の強力な予測因子であるとCric J(2014;78:2225-2231)に報告した。

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