メニューを開く 検索を開く ログイン

会員の方はログイン

MTPro旧MTPro会員の方はそのままでログインできます

初めてご利用ですか?(ご利用無料)

新規登録(約1分で完了)

登録いただくと全文で記事を閲覧いただけます

ホーム »  連載・特集 »  ドクターズアイ 鈴木秀和(消化器) »  低用量アスピリンの消化管出血・潰瘍リスクに、PPIとH2ブロッカーで有意差なし

ドクターズアイ 鈴木秀和(消化器) ドクターズアイ 鈴木秀和(消化器)

低用量アスピリンの消化管出血・潰瘍リスクに、PPIとH2ブロッカーで有意差なし

慶應義塾大学医学教育統轄センター 鈴木秀和

 2016年10月05日 07:20

研究の背景:PPI優位の結果にも異議を唱える解釈も

 消化管出血の既往のある低用量アスピリン服用者でプロトンポンプ阻害薬(PPI)による消化管出血の再発リスク低減効果は以前から示されていた(NEJM 2001; 344: 967-973NEJM 2005; 352: 238-244)。一方で、H2ブロッカー(H2RA)については、Tahaらが内視鏡を用いた二重盲検プラセボ対照ランダム化試験(FAMOUS試験)で、ファモチジンのアスピリン潰瘍予防効果を明らかにしている(Lancet 2009; 374: 119-125)。しかし、NgらによるPPIのpantoprazoleとH2RAのファモチジンを比較したランダム化試験では、上部消化管出血と重症のディスペプシア症状予防には、ファモチジン(1日40㎎、朝夕2分割)は、pantoprazole(1日20㎎、朝20㎎、夕 プラセボ投与)に比し劣性であることが報告されていた(Gastroenterology 2010; 138: 82-88)。

 実際に、このNgらの試験では、130人のうち65人がファモチジン群に、65人がpantoprazole群に割り付けられたが、一次評価項目であるディスペプシア症状や出血性潰瘍・びらんの再発率はファモチジン群で20%、pantoprazole群で0%、消化管出血はファモチジン群で7.7%、pantoprazole群で0%であった。また、この試験では、潰瘍による穿孔や狭窄は1例も認められなかった。しかし、これらの研究は、アスピリン服用者で上部消化管出血のリスクが最も高い(NEJM 2000; 343: 834-839)と考えられる「消化管出血の既往」のある患者だけをエントリーしたわけではなく、出血の既往のある人もない人も混ざっていたのである。さらに、試験にエントリーした患者数も比較的少ないなど、結果の解釈には問題が含まれると考えられていた。

…この続きを読むには、ログインまたは会員登録をしてください

ピックアップコンテンツ

セミナー開催情報

ランキング

  1. 1

    エンパグリフロジンで急性腎障害の増加認めず

  2. 2

    新専門医制度の登録開始日遅れる

  3. 3

    一新されたてんかん分類のポイントを解説

  4. 4

    アミノインデックスの経年変化でがん発見

  5. 5

    HDL-C超高値で全死亡リスクが上昇

  6. 6

    抗スクレロスチン抗体に強力な骨折予防効果

  7. 7

    ヒロポン今昔物語

  8. 8

    経済的地位で改善すべき生活習慣が異なる

  9. 9

    FDA、ケイキサレートに安全性情報を発出

  10. 10

    【キーワード】アミノインデックスがんスクリーニング(AICS)

  11. アクセスランキング一覧 
  1. 1

    第一選択薬はメトホルミンか、GLP-1薬か

  2. 2

    マクロライドの光と影

  3. 3

    「抗炎症作用のみの薬剤」で動脈硬化予防

  4. 4

    片頭痛は前駆期にトリプタン系薬を開始、制吐薬を併用せよ!

  5. 5

    宮岡等氏がメンタル問題への対応を辛口批評

  6. 6

    SGLT1+SGLT2阻害薬でHbA1cを改善

  7. 7

    日本発、糖尿病の多因子介入で新エビデンス

  8. 8

    カフェイン摂取でアナフィラキシー

  9. 9

    【寄稿】日本人に多い膵・胆管合流異常

  10. 10

    急性心筋梗塞に酸素投与の効果なし

  11. アクセスランキング一覧 

ホーム »  連載・特集 »  ドクターズアイ 鈴木秀和(消化器) »  低用量アスピリンの消化管出血・潰瘍リスクに、PPIとH2ブロッカーで有意差なし

無料会員登録で、記事が全文閲覧できます。

記事を読めば読むほどCapが貯まる貯めたCapで豪華商品プレゼントに応募!

アンケート調査にご協力いただくと謝礼をお支払い※謝礼が発生しないアンケートもございます

下記キャンペーンコードを登録時にご利用頂くと
1,000ポイントを進呈いたします。※医師会員のみ(既に登録済みの会員は対象外)

コード:R09504858有効期限:9月末まで