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家庭医そんそんの「対話」のススメ 家庭医そんそんの「対話」のススメ

【其の七】患者の語る「物語(ナラティブ)」に含まれる複数の「声」とは?

 2016年10月17日 07:05

 医師と患者が対話するとき、医師は患者の語る情報を医学的な情報や専門用語に置き換え、臨床診断に役立つように解釈しています。それによって効率的に診断に至り、治療行為を行うことができるからです。もちろん、症状のみならず、生活歴や社会歴などにも耳を傾け、それらの情報を統合させて治療に役立てています。しかし、医療者との対話の中で患者の語るいわば「物語」は、しばしば医学的情報に還元できる以上の要素をはらんでいます。これを「ナラティブ(narrative)」という概念で捉えることにより、1人の患者の中に複数の「声」を聴くことができ、対話をより充実させることが可能になります。今回はこのナラティブについて掘り下げていきます。

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