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編集こぼれ話 編集こぼれ話

米の入国制限、世界の健康問題にも

 2017年02月21日 07:05

 先日、「米国人医師よりも米国外の医学部を卒業した外国人医師の方が、治療した患者のアウトカムが優れていた」とする米国人の入院患者データを用いた観察研究の結果を記事でご紹介しました。この研究論文の筆頭著者は、医師で医療政策学者の津川友介氏。同氏による解説記事には、読者から大きな反響がありました。

 この研究論文は、トランプ大統領が中東やアフリカの7カ国からの入国を禁止するとした大統領令が出されてから1週間後の2月3日にBMJに掲載されました。このようなタイミングで掲載されたことについて、津川氏は「偶然だった」としていますが、同氏は自身のブログで大統領令によってクリーブランドクリニックに勤務するスーダン人医師が米国に戻れなくなったり、マッチングに応募した7カ国の研修医260人が入国できない事態に陥ったりしているといった報道を紹介。今回の研究結果も踏まえ、入国制限に関する大統領令が米国の医師の数と質の両面に悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らしています。

 今回の大統領令には、米国内のさまざまな学会からも批判的な声明が次々と発表されました。中でも印象的だったのは、Medical Tribuneでも今年次集会の取材を予定している米国心臓病学会(ACC)の会長Richard A. Chazal氏のコメントです。ACCの会員は約5万2,000人で、その国籍は多岐にわたります。同氏は声明で「われわれは全世界に蔓延する心血管疾患の抑制というゴールに向かって、循環器医療を変革し、人々の健康状態を向上させるという共通のミッションを胸に団結している集団だ」とした上で、「アイデアと知識の共有は、心血管疾患の蔓延を阻止する取り組みに不可欠。それを妨げる政策は、科学における発見とともに全世界の人々の生命にも悪影響を及ぼす」と強調しています。

 大統領令はその後、米連邦地裁による差し止めを命じられましたが、これに対してトランプ氏がどう出るか、さまざまな憶測が飛び交っています。米国医療のみならず、私たちの健康にも影響するかもしれないと思うと、今後のトランプ政権の動きから目が離せません。

(岬りり子)

  

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