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第5回:「元ちゃんハウス」から学んだこと

 2017年03月07日 07:00

治癒困難な場合、目標設定をどうすればよいか

 がんの治療を行っていく上で必要なことは、患者が何らかの「目標」を持つことだと思っています。

 「何のために治療を行いますか?」と患者に聞くと、たいていは「がんで死なないため」というような答えが返ってきます。そのように目標がきちんと設定できれば、治療による副作用や合併症などもある程度は我慢ができます。

 しかし根治できないがんの場合は、"がんを治す"ということを目標にはできません。そのため、治療を受ける上での何か別の目標を設定する必要があります。何らかの症状の改善や、自覚できる病変もしくは画像上の病変の縮小など、病気に関係する目標を設定するか、または「どこかに行く」とか「旬のものを食べる」とか、「家族の何らかの祝い事がある日を目指す」など、治療とは離れた何らかの目標を設定することが考えられます。

 目標も無しにただ治療を受けていると、頭の中は病気のことだけで一杯一杯となり、ちょっとした症状の出現や軽減、データの上がり下がりで一喜一憂し、それが段々と不安に繋がり・・・結果として身体の不調を来す原因となる、言わば悪循環に陥ってしまうことも少なく有りません。

 さらに抗がん薬や放射線治療による副作用も加わってくると、がんの進展なのか副作用なのか分からなくなり、治療に対する疑心暗鬼からさらなる悪循環の引き金にもなりかねません。

 その点、幸いにも私にはこのMedical Tribuneの連載のように自身の経験を執筆したり講演したりするという目標があり、非常にラッキーだと思います。やはり体験に勝るものは無く、医療者、患者に関わらず、多くの人にとって参考になるものと思い、それが励みになっています。

 そしてもう一つ、生活の場でがん患者を支援する施設、金沢マギー(現 元ちゃんハウス)の実現という大きな目標を"がんとむきあう会"の仲間という大きな支えの下で持てたことも、闘病する上でどれだけ力になったか分かりません。沢山の方のご支援のおかげで昨年(2016年)12月1日に元ちゃんハウスをオープンすることができ、一つの目標を達成出来ました。周りの人たちからは「目標を達成してしまうとあとはガタガタと悪くなってしまうのでは?」「目標を達成したあとが心配!」という声もよく聞かれます。そのように心配してくれる人達には、「今後は元ちゃんハウスのような施設の必要性を世間に示すために色々情報発信することを目標にしていきたいと思います」と伝えています。

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