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離島医はおもろい! 離島医はおもろい!

離島発! 整形"内科"!? Hydro-release!?

外来超音波診療のススメ

 2017年06月13日 07:10

内科外来と外科外来を交互に

 その日は突然やってきました。2010年3月で大学から派遣の腹部外科医の撤退が決定。対象人口6,000人とはいえ、たった1人の腹部外科医が不在となるのです。代替の確保はままならず、頭を悩ませました。ただ、1人の腹部外科医がいたとしても、「麻酔医不在」「輸血なし」「天候さえよければヘリコプターによる搬送体制はあり」といった状況で、どこまで当院ですべきかという判断は難しいところです。結局、腹部手術は虫垂炎、ヘルニアも含めて休止としました。もともと腹部外科の手術は年間10~20例。やはり気になるのは腹部外科系の急患対応です。逆に腹が座って「早期診断」「overdiagnosis」「適切な搬送」を心がけることで、今のところはなんとか対応できています。

 一方で外科の外来診療が課題となりました。整形外科の常勤医のいない当院の外科外来を受診する患者さんの多くは腰痛、肩凝りに対するトリガーポイント注射が対象。後は、皮膚科や耳鼻科、眼科の処置、小手術とドレナージが必要な腫瘤や感染系のものです。つまり、へき地の診療所で総合診療医が対応している疾患がほとんどです。というわけで、よくある日常疾患を診る外科外来は総合診療医が継続する、という形にしました。現在、当院の常勤医は内科兼小児科外来と外科外来を交互に行っています。

外来診療の概念を変える外来見学

 腹部外科医の撤退が決まったころ、運動器エコーの存在を見聞きするようになりました。エコー自体は腹部、心臓、甲状腺、乳腺、頸動脈と一通りやっていたのですが、運動器に関しては知識ゼロ。少しでも質の高い外来診療を行うために、習いに行くことにしました。第一人者が学生時代の先輩の皆川洋至先生だったことは幸いでした。

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