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快刀乱麻⑰ 心肺蘇生不要の「DNAR」、その見直し論を考える

 2017年06月20日 07:05
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 「延命の努力をどこまで行うべきか」という問題は、安楽死問題と並んで古くて新しいテーマであろう(延長線ではないという議論も承知しているが、区別・整理の意味でも両者はあわせて論じられることが多い)。週刊誌では、今でも「無駄な延命」は医者の金儲けの手段にすぎないといった陳腐な論調が中心で、がんに罹患したものの延命治療を拒否して亡くなった有名人などが美化して取り上げられることも多い。

 厚生労働省も医療費節減の格好の材料だとばかりに、「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」(2007年)を出していたが(これなどは「終末期」の定義すら曖昧であった)、2014年に日本集中治療学会と日本救急医学会、日本循環器学会の「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン ~3学会からの提言~」、厚労省の「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」が相次いで出たことは記憶に新しい。

 このようなガイドラインの誕生で、安心して(?)「Do Not Attempt Resuscitation(DNAR)の指示」ができるようになったからでもあるまいが、最近、DNARに対して厳格な運用を求める声が日本集中治療学会などから挙がっているようである。日本老年医学会の2010年度(平成22年度)調査によると、認知症の末期患者へのAHN(人工的水分・栄養補給)を差し控えることについては、倫理的に問題があると考えている医師が半数を占め、「意思決定に困難を感じた」という医師は9割にも達しているとのことであったが、日本の医師も、日本人であり一方向に走るのが好きな人たちであるから一気に宗旨変えしたのであろうか。

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