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生薬の"染色体毒性"を防いで流産防止

 2017年08月20日 07:00
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 日本中毒学会のレポートによる「漢方生薬、記載のない重大リスクも」の記事は、"漢方生薬には、添付文書に記載のない発がんや流早産などのリスクがある"という内容で、多くの先生方にお読みいただき、反響も大きかったです。

 記事中にある"染色体毒性"という耳慣れない用語について、演者の内藤裕史先生は「一般的な用語ではなく、"DNA毒性"でも悪くないが、ベルベリンの場合、DNAが損傷されて染色体に変異が起こり、正常な細胞分裂が阻害され、がんや受精卵の成長阻害や先天異常が起こるため、"染色体毒性"が最も適切な用語かと思う」と説明してくださいました。

 ちなみに、"生殖毒性"だと性欲の異常や生殖器の奇形なども含まれ、"遺伝毒性"は遺伝する毒性ですが、母子(父子)だけで孫には遺伝しない毒性もあるそうです。

 今回のご講演のポイントは「DNAが傷害されれば何が起こるか」という部分です。流産は全妊娠の10~15%と高い確率で発生しますが、妊娠の超初期に起こる流産の原因のほとんどが受精卵の異常で、その多くは染色体に異常があって細胞分裂がうまくできなかったためだそうです。

 内藤先生は「トポイソメラーゼ阻害の防止は、流産の70%を占める染色体異常の防止、少子化対策にもつながる。全妊娠の15%に上る流産を防ぐことができれば出生数は大幅に増加させることができる」とおっしゃっています。

 医師会員のコメント欄からは、患者さんの間ではまだまだ"漢方薬安全神話"が根強いこともうかがい知ることができました。今回の内容を多くの人に知っていただけたらと思います。

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(慶野 永)

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