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あなどれないフグ毒中毒

 2017年08月30日 06:25

 日本中毒学会の取材記事「脳梗塞と誤認されたフグ毒中毒の症例」は、多くの先生にお読みいただきました。ご発表者の井上彰氏は余談として、「フグ毒中毒だった症例は、半年後に飲酒後のふらつきが強いため独歩でERを受診し、前回と似た症状であったが、今回はMRIで脳梗塞が認められた」とのエピソードを紹介してくださいました。

 縄文時代からフグを食べていたという日本ではフグに関するエピソードは数多く、戦国時代に武士がフグの内蔵を食べて死亡したという記録もあるようです。その昔、人間国宝の歌舞伎役者、八代目坂東三津五郎氏がフグの肝を食べて死亡し、提供したお店の料理人は有罪判決を受けたとか。佐賀県が特殊な養殖法で毒のないフグを育て、その肝を飲食店で提供したいと国に申し入れ、国は「安全性が確認できない」という理由で認めなかったという昨年のニュースは記憶に新しいです。

 ちなみに、厚生労働省の食中毒統計資料によると、2007~16年の10年間に全国で発生したフグ毒中毒の件数は240件(患者354例)で、死亡が9例、致死率2.5%とされています。「それでも食べたい」と思うほど、フグの肝は美味しいものなのでしょうか。私には分からない世界です。

 医師会員のコメント欄に「逆のパターンを見たことがあります」という興味をそそるコメントがありました。フグ料理を食べている最中に意識障害と麻痺を呈した患者が搬送され、当然フグ中毒を疑ったそうです。一緒に食事していた他の人たちに問題がなかったことから、念のため撮影したCTで脳出血が認められたそうです。診断の難しさを垣間見ることができたような気がします。

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脳梗塞と誤認されたフグ毒中毒の症例

(慶野 永)

  

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