足趾切断はSGLT2阻害薬に共通の問題か 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:CANVAS programで抱いた一抹の不安 今年の臨床糖尿病学で最も注目され、そして期待通りの結果を報告してくれたのがCANVAS programである(N Engl J Med 2017;377:644-657、関連記事「これでSGLT2阻害薬の心腎保護効果は確定」)。EMPA-REG OUTCOME試験(N Engl J Med 2015;373:2117-2128、N Engl J Med 2016;375:323-334)におけるエンパグリフロジンに引き続き、カナグリフロジンにも心血管疾患の(再発)予防作用や腎保護作用があることが確認されたのである。 しかし、このCANVAS programにおいては、SGLT2阻害薬群での足趾切断や骨折の有意な増加も報告され、SGLT2阻害薬に対して、一抹の不安を抱かせることとなった。このたび、別のSGLT2阻害薬ダパグリフロジンの臨床試験における有害事象のプール解析の結果が報告され、そこでは足趾切断や骨折の増加は確認されなかった(Diabetes Obes Metab 2017年9月26日オンライン版)。今後のSGLT2阻害薬の処方を考える上で重要と思うので、ご紹介したい。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×