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明日の医療を読み解く50の未解決課題 明日の医療を読み解く50の未解決課題

川崎病の原因究明

No.17/50
自治医科大学公衆衛生学教室 教授 中村 好一

 2017年11月06日 06:00
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【未解決の背景】川崎病患者数は年々増加傾向にあり罹患率も上昇している

 1967年に川崎富作博士が初めて原著論文〔アレルギー1967; 16: 178-222〕を公開し、その3年後の1970年に始まった川崎病の全国調査は2017年で24回を数える(http://www.jichi.ac.jp/dph/kawasaki.html)。全国調査はほぼ2年に1回の頻度で実施され、わが国における川崎病の疫学像/臨床疫学像を明らかにしてきた。暦年ごとの患者数および罹患率(0~4歳人口10万人当たり)は、過去3回の全国的な流行の後、1990年代半ばから患者数が漸増し、少子化により小児人口が減少したため、罹患率の上昇傾向は患者数の上昇傾向を上回っている。2016年には前年と比べて患者数が減少したが、最近20年間の傾向として患者数が増え続けているといってよいだろう。

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