メニューを開く 検索を開く ログイン

会員の方はログイン

MTPro旧MTPro会員の方はそのままでログインできます

初めてご利用ですか?(ご利用無料)

新規登録(約1分で完了)

登録いただくと全文で記事を閲覧いただけます

ホーム »  連載・特集 »  ドクターズアイ 石原俊治(消化器) »  潰瘍性大腸炎の粘膜治癒、便潜血の評価は?

ドクターズアイ 石原俊治(消化器) ドクターズアイ 石原俊治(消化器)

潰瘍性大腸炎の粘膜治癒、便潜血の評価は?

 2017年11月21日 06:00
プッシュ通知を受取る

研究の背景:治療目標としての粘膜治癒の重要性

 近年、潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療の分野では、タクロリムスや分子標的薬などの登場によって、中等症から重症例に対する寛解導入や維持療法が大きく変わってきた。それとともに、治療目標もより高く設定されるようになってきている。

 以前は、UCの治療目標といえば、粘血便や下痢などの症状改善を目指す"臨床的寛解"であった。しかし、臨床症状が消失しても内視鏡的治癒は得られない症例が少なからず存在し、それらの症例では結果として再燃を来すことが多く報告されていた。そのような状況を踏まえて、現在では臨床症状の消失だけでなく内視鏡的な"粘膜治癒(mucosal healing)"を治療目標とする考え方が推奨されている。さらに最近では、組織学的粘膜治癒を治療目標とする考え方も報告されている。実際、組織学的粘膜治癒の達成はUC患者の再燃率、入院率、手術率、発がん率を有意に低下させる。

 粘膜治癒を治療目標とする考え方が一般的になったことで、臨床的にはその評価法がクローズアップされるようになってきた。大腸内視鏡検査は粘膜治癒評価をする上でgold standardだが、侵襲的検査であり頻繁に行うことは難しい。また組織学的評価となると、さらに侵襲的な生検が必要となる。そこで非侵襲的な粘膜治癒評価法として、近年、幾つかのバイオマーカーが推奨されている。その1つが便中カルプロテクチン(FC)である。

 FCは好中球から分泌される抗菌ペプチドであり、便中FCの測定値が内視鏡所見と相関することが多数報告され、最近、わが国においてもUCの粘膜治癒評価法として便中FC測定が保険収載された。

 一方、免疫学的便潜血反応(FIT)は大腸がんのスクリーニング法として用いられているが、UCの粘膜治癒評価法としても有用であることがわが国から発信され、現在では非侵襲的バイオマーカーとして広く認識されている。しかしながらこれまでの報告では、FCやFITの値がUCの内視鏡所見と相関することは明らかにされているが、それらと組織学的炎症との関連については十分に検討されていない。

 今回紹介する論文(J Crohns Colitis 2017; 11: 1071-1077)は、UCの組織学的所見とFITとの相関性をFCとの比較で検討し、組織学的粘膜治癒評価におけるFITの有用性を示している。

…この続きを読むには、ログインまたは会員登録をしてください

  

ピックアップコンテンツ

コメント機能は会員限定サービスです。

ワンクリックアンケート

ひと月の小遣いは?(医師会員からの投稿)

ホーム »  連載・特集 »  ドクターズアイ 石原俊治(消化器) »  潰瘍性大腸炎の粘膜治癒、便潜血の評価は?

MedicalTribuneウェブへようこそ
ご利用は完全無料です

今、会員登録いただくと
もれなく1,000ポイント進呈!※医師会員限定(既に登録済みの会員は対象外)
※ポイントはAmazonギフト券等に交換が可能です

本キャンペーンを適用するには
下記よりご登録くださいもしくは登録時に下記キャンペーンコードをご入力

R12511550 有効期限:12月末まで