HbA1c管理目標に関する衝撃の声明
7%以上8%未満に!―米国内科学会
2018年03月14日 09:50
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声明の背景:米国では糖尿病ガイドラインが乱立、内容に齟齬
米国では、米国糖尿病学会(ADA)や米国臨床内分泌学会・米国内分泌学会(AACE/ACE)などさまざまな学術団体から、糖尿病についてのガイドラインが出ている。そして、それらの内容には齟齬があり、実際に臨床の現場でどのガイドラインに従うかによって、診療内容が異なってくるという問題が生じているらしい。
そこで、米国内科学会(ACP)の臨床ガイドライン委員会が、複数のガイドラインを独自に評価した上で、ACP独自のHbA1c管理目標についての声明を発表した。
ACPは権威ある学会で、その日本支部設立には日本内科学会の専門医部会が国際交流事業として積極的にかかわっており、多くの日本の内科医にとってもなじみのある学会である。そして、今回の声明の内容は、ADAやAACE/ACEのガイドラインと全く異なり、薬物療法中の2型糖尿病患者の管理目標をHbA1c7%以上8%未満とするものであった。極めて衝撃的であり、ご紹介したい(Ann Intern Med 2018年3月6日オンライン版)。
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