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ドクターズアイ 倉原優(呼吸器) ドクターズアイ 倉原優(呼吸器)

やはり頼りになるST合剤

ニューモシスチス肺炎の予防

 2018年05月14日 06:00
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研究の背景:当たり前となったST合剤予防だが、ほとんどがHIVでのエビデンス

 長期に全身性ステロイドや免疫抑制剤を使っている患者では、ニューモシスチス肺炎(PCP)が大きな懸念である。当院にも両肺野にすりガラス陰影を呈した患者が紹介されるが、基礎疾患いかんではPCPを積極的に疑っている。

 PCPを疑うポイントはいくつかあるが、特に急速に出現したすりガラス陰影や血清LD・β-Dグルカンが高値のケースでは要注意である。誘発喀痰ではなかなか診断がつかないことも多く、積極的に疑う場合は酸素条件が許せば気管支肺胞洗浄に踏み切っている。

 さて、PCPの予防に関してはスルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST)合剤が第一選択であり、1日1錠のレジメンを用いている人がほとんどだろう。PCPの予防については、ほとんどがHIV患者に対するエビデンスであり、非HIVではどういう効果があるのか、エキスパートによって意見が異なる(と思う)。

 小児例や臓器移植例などの特殊なケースも含めたメタ解析によれば、1例のPCP感染を予防するためのST合剤のnumber needed to treat(NNT)は19(95%CI 17~42)とされており、感染例を85%減らせると報告されている(Cochrane Database Syst Rev 2014;CD005590)。

 今回、上記特殊例をのぞいて、膠原病に対して全身性ステロイドを用いられた患者におけるST合剤の予防効果が評価された(Ann Rheum Dis 2018;77:644-649)。

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