奇想天外?! 糖尿病・肥満の新治療
「十二指腸-空腸バイパスライナー」のメタ解析
研究の背景:十二指腸粘膜焼灼術は治療効果が減退
以前、内視鏡下で十二指腸粘膜を焼灼することにより糖尿病や肥満の改善効果が得られたという試験を紹介した(関連記事「糖尿病を消化器内科医が診る時代が来る?!」)。
しかし、この治療法では、焼灼された粘膜が自然治癒する過程の中で徐々に機能も復活し、おのずとリバウンドしてしまうらしい(personal communication)。このたび、物理的に十二指腸粘膜をフィルムのようなもので覆ってしまい、結果として十二指腸-空腸バイパスを作るに等しい新しい治療(十二指腸-空腸バイパスライナー)についての、それもメタ解析が米国糖尿病学会(ADA)の機関誌に掲載された(Diabetes Care 2018;41:1106-1115)。
現在の糖尿病・肥満治療においては、心理的アプローチや面接技法を駆使した専門医の治療が求められることが多い。しかし、将来的には非専門医が食欲を〔例えばメラノコルチン4型受容体(MC4R)アゴニストのような〕薬物で容易に管理できるようになったり(関連記事「抗肥満薬の新たな展開」)、内視鏡医がこのようなライナーを留置することにより患者を薬物なしで容易に管理できるようになったりする日が訪れるのかもしれない。そんな期待(患者にとってはハッピーである)と不安(糖尿病専門医にとっては失職の危機である)の入り混じった気持ちでこの研究を紹介したい。
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