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耳・鼻の件

JAXA 宇宙飛行士・運用管制ユニット 嶋田 和人

 2018年06月10日 06:00
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ISSの耳鼻咽喉科

 国際宇宙ステーション(ISS)では微小重力のため、平衡機能関連への対処が種々ありますが、他の耳鼻咽喉領域の要素もあります。まずは救急項目としての鼻出血。キーゼルバッハ部位を越える出血の場合にどうするか、ISS打上げ前に議論がありました。結局バルーン器具の「Nasostat」が医療キットに採用されています。

 次に騒音対策。初期にはロシア区画の空調用ファンがうるさくて、モジュール騒音基準を超えていました。これはファンとダクトの改造で改善し、NC50(建築用基準、約55dBA)にほぼ適合するようになりました。寝室はおおむね50dBA以下と静かです。トレッドミル運動では頭部で70dBA台になるため耳保護具を使います。ISS飛行のために難聴になった例は、今のところないようです。

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