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ドクターズアイ 山田悟(糖尿病) ドクターズアイ 山田悟(糖尿病)

変わる糖尿病腎症の概念、治療も変わる?

eGFRの自然史を検討したARIC研究から

 2018年06月28日 11:34
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57名の先生が役に立ったと考えています。

研究の背景:蛋白尿陰性で腎不全に至る糖尿病の存在がクローズアップ

 私が学生の頃、(日本では今も)糖尿病腎症とは、①無徴候(あるいは糸球体過剰濾過)②アルブミン尿③蛋白尿④腎不全⑤透析―という進展段階をたどるとされていた(る)。しかし世界的には、最近その概念が大きく変わりつつある。実際、2015年までdiabetic nephropathy(直訳すれば糖尿病糸球体症)という用語を用いていた米国糖尿病学会(ADA)は、2016年以降はdiabetic kidney disease〔直訳すれば糖尿病腎臓病。最近、糖尿病性腎臓病(DKD)の訳語が定着〕と用語を変更し、糖尿病に関連する腎臓病の重要な部分は糸球体の変化にあるが、腎臓全体の変化に目を向けなければならないとしている(Diabetes Care 2016;39:S4-5)。すなわち、蛋白尿が陰性でも腎不全→透析に至る糖尿病患者の存在を認識しなくてはならないのである。

 このような患者は、レニン・アンジオテンシン系阻害薬の普及と降圧管理の厳格化により、一度生じた蛋白尿が陰性化しているだけで、本来の典型的なnephropathy(糸球体症)の進展段階を経て、腎不全・透析になっている症例を見ているだけなのかもしれない。

 しかし、アルブミン尿や蛋白尿といった糸球体の問題を生じずに尿細管の障害などから腎不全・透析になっている患者の存在を否定できないし、そもそもアルブミン尿が陰性であるというだけでは、腎不全への進展を予防し切れるわけではないのである。

 こうした中、糖尿病における推算糸球体濾過量(eGFR)の自然史を見て、その危険因子の同定を試みたコホート研究の結果がADAの機関誌Diabetes Care2018年6月1日オンライン版)に報告された。大変に興味深く、ご紹介したい。

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