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ドクターズアイ 香坂俊(循環器) ドクターズアイ 香坂俊(循環器)

床屋で血圧は下がるのか?

「枠」を超えた医療の提供 ①:高血圧の場合
慶應義塾大学循環器内科 香坂 俊

 2018年07月03日 15:00
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39名の先生が役に立ったと考えています。

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

研究の背景:血圧のコントロールは悪くなっている?

  高血圧にはパラドックスが存在する。過去50年の間で高血圧の病態に対する理解は深まり、さらに処方できる薬剤も増えている。が、なぜか患者さんの数は年々増えており(!)、そして個々の患者さんの血圧のコントロールも悪くなっている(!!)。

  このパラドックスは、早期発見バイアスによって説明できるとする向きもあるが、米国での推計によると、高血圧患者のうち28%はそれと認識しておらず、認識していたとしても39%が治療を受けておらず、治療を受けていたとしても65%が140/90mmHg以下にコントロールできていない、などと報告されている(Hypertension 2008; 52: 818-827)。なので、単純に降圧薬の種類が増えたからといって高血圧の問題を解決できたと考えるのは(全くもって)早計であり、さまざまな方面から高血圧に対する対策は練り続ける必要があると考えられている。

血圧に対する認知度が上がったため、より早期に高血圧が見つかるようになったというもの

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