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ドクターズアイ 山田悟(糖尿病) ドクターズアイ 山田悟(糖尿病)

糖質制限食に対する新たな反対論への反駁

“栄養バランスの良い食事”の概念は成立するのか

 2018年08月29日 10:50
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研究の背景:糖質制限食への反対論は終息したと結論していた

 私は明確に糖質制限食推奨者である。2014年にわれわれがランダム比較試験(RCT)でエネルギー制限食に比較して糖質制限食が血糖管理に優れることを示し(Intern Med 2014; 53:13-19、関連記事「日本人でも糖質制限食は有効−初のRCT」)、同じ年にNIPPON DATA80というコホート研究において日本人では糖質摂取が少ない方が死亡率が低いことが示された(Br J Nutr 2014, 112, 916-924)。少数例のRCTと多数例の観察研究のデータが合致していることから、緩やかな糖質制限食を日本人に対して推奨することはなんらデメリットをもたらさず、メリットのみを供給できると結論した(関連記事「糖質制限食にまつわる論争の終焉」)。

 また昨年(2017年)には、PURE studyというコホート研究が報告され、五大陸18カ国共通の観察結果として、糖質摂取量が少ない方が死亡率は低かったことが報告されている(Lancet 2017;390:2050-2062)。このことから、糖質制限食に対する反対論はもはや存在しえないと私は結論していた(関連記事「世界の食事摂取基準を変える!新研究」)。

 しかし、このたび、またまた糖質制限食反対論ともいうべき、新たな仮説が提唱された。以前ご紹介したように、古くから欧米では糖質摂取が少ない方が死亡率が高くなるというコホート研究のデータがあった(関連記事「糖質制限食をめぐる議論の沸騰<1>」)。これは線形関係で糖質摂取が多ければ多いほどよいとするような(低糖質スコアが1点上昇するごとにアウトカムが悪化するという)データであった。

 今回の新たな仮説は、米国のコホート研究のデータを基にしたもので、糖質摂取量と死亡率との関係性はU字であり、糖質摂取比率50~55%で死亡率が最も低くなるというものである。それがしかも、Lancet関連誌(Lancet Public Health2018年8月16日オンライン版)に報告された。

 糖質制限食推奨者として直視すべき論文と考え、(糖質制限食推奨者からの視点という色眼鏡は除外し切れないが)こご紹介したい。

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