肋骨骨折、エコーで診断したことがある人、手を上げて!
肋骨骨折診断はレントゲン? CT? エコー??
今、肋骨骨折をエコーで診断してるDrは何割くらいいるんでしょうね。今回は肋骨骨折のエコー診療と合併症の1つである気胸エコーについてお伝えします。
日常診療で外来をやっていると肋骨骨折、結構来ますよ。人口約3,000人のわが町でも年に10人前後の患者さんが来ます。その多くは高エネルギー事故ではなく、転んだ、打った、ひねったなどのちょっとしたことで痛みが出たもの。打ってすぐに来る人もいれば、1週間前に転んでそれから痛みが治らないってと言って来る人もいます。
もちろん多発外傷、高エネルギー事故などではCTが必須ですが、ウォークインの肋骨骨折はちょい当てエコーで十分。当然合併症である気胸や血胸などの臓器損傷も確認します。
じゃあ、レントゲンは不要? エコーの弱点はプローブを当てたところしか見えないということ。当たり前ですけど。レントゲンは胸部を1枚撮れば、全部が写っています。そこが大きく違いますね。当然気胸などもチェックするし、関係のない肺病変や心拡大なども見つかることがあります。
ただ、感度という意味において、肋骨骨折に関しては数mmのずれだと、レントゲンではかなり難しい。特に診療所やうちの病院みたいに小さな病院ではレントゲン技師さんがいないこともあり、なお難しい。
というわけで、うちの病院では肋骨骨折を疑ったら、エコーファーストです。
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白石 吉彦(しらいし よしひこ)
離島総合医。1992年に自治医科大学卒業後、徳島で研修、山間地のへき地医療を経験。1998年に島根県の隠岐諸島にある島前診療所(現・隠岐島前病院)に赴任。2001年に同院院長。周囲のサテライトの診療所を含めて総合医の複数制、本土の医療機関との連携を取りながら、人口6,000人の隠岐島前地区の医療を支えている。
2014年に第2回日本医師会赤ひげ大賞受賞。著書に『離島発 いますぐ使える!外来診療小ワザ離れワザ』(中山書店、2014)、『THE整形内科』(南山堂、2016.5、編集幹事)、「離島発とって隠岐の外来超音波診療 動画でわかる運動器エコー入門」(中山書店、2017)。









