Mission: Impossible
在アメリカ合衆国日本国大使館参事官兼医務官 山下功
中国の在広州日本国総領事館に勤務していたときの話です。香港のフェニックステレビが2012年8月15日に尖閣諸島に上陸、強制送還となった事件を受けて、週末の18日から毎週のように反日デモが起きました。しかし、その規模は数百人から千人程度で、公安の制御が効くレベルでした。9月に入ったある日、いつものようにCCTV(China Central Television、中国中央电视台、日本語名は「中国中央テレビ」)を見ていたら、日本について報道する女性キャスターの表情が非常に険しくなっていました。いつもは綺麗なお姉さんが鬼のような表情で怖かったのを覚えています。果たして数日後の9月16日には、中国全土で数十万人規模のデモが行われ、在広州日本総領事館も1万人規模のデモ隊に囲まれる事態となりました。総領事館に隣接するホテルや日本料理店は、ガラスを割られるなどの被害を受けました。中国滞在中の印象的な出来事です。

中国の反日デモ(著者撮影)
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山下 功(やました いさお)
1988年旭川医科大学卒業後、北海道大学神経内科に入局し、同大学附属病院およびその関連病院に勤務。2002年米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校神経内科、2007年外務省入省、在ウガンダ日本国大使館、在広州日本国総領事館、在コロンビア日本国大使館、外務省共済組合診療所勤務後、2018年5月より現職。1992年神経内科専門医、2001年医学博士、2004年内科認定医









