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ビタミンDでIBDの上気道感染予防、初成績

 2019年01月28日 06:00
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研究の背景: ビタミンD欠乏による易感染性と補充による感染症予防のエビデンス

 ビタミンDは骨代謝において重要な役割を果たすが、心血管疾患、腎疾患、悪性腫瘍などの病態とも密接に関与することが報告されている。また、ビタミンD欠乏は、宿主の自然免疫や獲得免疫の低下を誘発し、さまざまな感染リスクを高めることも明らかとなっている。そのような観点から、呼吸器感染症予防におけるビタミンD補充の有効性を検討した研究成果は、これまでに少なからず報告されている。最近のプラセボ対照ランダム化比較試験を対象としたメタ解析では、ビタミンD補充によってインフルエンザや急性呼吸器感染症の発症が有意に抑制されることが示されている(BMJ 2017; 356: i6583)。

 潰瘍性大腸炎(UC)やクローン病(CD)などの炎症性腸疾患(IBD)では、非IBDに比べてビタミンD欠乏が認められることが多く(Inflamm Bowel Dis 2015; 21: 2708-2017)、その原因として腸炎の持続や腸管切除に伴う吸収障害、低い日光照射量、ビタミンDの摂取不足、薬剤の副作用などとの関連が報告されている(Nat Clin Pract Gastroenterol Hepatol 2005; 2: 308-315)。また、IBD患者ではステロイドや免疫調整薬を使用することも多く、非IBDに比べて肺炎のリスクが高い。欧州クローン病・大腸炎学会(European Croon's disease and Colitis Organization;ECCO)の報告では、免疫抑制薬使用中のIBD患者においてはインフルエンザ罹患時の重症度が高いことが示され、ワクチンの有効性についても健康人との同等性に疑問が持たれている。したがって、IBD患者に対する呼吸器感染症の予防は重要な課題の1つとなっている。

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