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ドクターズアイ 香坂俊(循環器) ドクターズアイ 香坂俊(循環器)

「家族」の精神的負担:ICUでの場合

慶應義塾大学循環器内科 香坂 俊

 2019年04月18日 16:32
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研究の背景:ストレス軽減に必要なのは知識か?感情のコントロールか?

 集中治療の現場では患者さんのご家族の精神的な負担も重くなる。時に本人の意識がないときに重大な決定を迫られ、悩む時間もないまま種々の書類にサインをさせられるということもあるだろう。そうしたとき、医療者側とご家族の意志疎通に不備があると、後々悲劇的な結果を招きかねない。そこで、この分野では少しでも家族の負担を軽減しようと、多くの研究が(地味にだが)行われてきた:

●緩和専門医とナースがプロトコルに従って適切な医療知識を提供し、意思決定をサポートする(JAMA 2016)
●ナースとソーシャルワーカーで構成されたチームが患者家族のサポートを行う(Am J Respir Crit Care Med 2011 and 2016)

 しかしこうした知識をサポートしようという試みは、あまり臨床的に良い結果をもたらしてこなかった(新たにサポートチームを形成する必要があり、コストもかさんだ)。そこで、今回PARTNER研究では、該当施設の集中治療室(ICU)スタッフに短時間の研修を行い、家族への「感情的」なサポートを行うことに重点を置く介入を行った(N Engl J Med 2018; 378: 2365-2375)。

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