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日光浴がアトピー性皮膚炎の発症予防に有効か

 2019年05月16日 06:00
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研究の背景:ビタミンDがアレルギー疾患に有効?

 2008年に、「二重抗原曝露仮説」が提唱されてから、アレルギー疾患の発症と予防に関する知見は大きく進歩した(J Allergy Clin Immunol 2008; 121: 1331-1336)。 二重抗原曝露仮説は、①湿疹のある皮膚に付着した蛋白質がアレルギーを悪化させる「経皮感作」②消化管に入ってきた蛋白質がアレルギーを改善させる「経口免疫寛容」-の2つのルートでアレルギーの悪化と改善を捉える。そして2016年に発表された総説では、その2つのルートにさらに2つの要素が付け加えられている(J Allergy Clin Immunol 2016; 137: 998-1010)。すなわち、「ビタミンD仮説」と「衛生仮説」である(イラスト)。

イラスト. アレルギー症状の悪化と改善を論じた各仮説のイメージ

23363_fig1.png

J Allergy Clin Immunol 2016; 137: 998-1010

 そのうちビタミンD仮説は、疫学的な報告から推論されている。例えば、米国内でも北部の方がエピペン(アナフィラキシー時に使用する緊急薬)の処方率が高いといった報告である(Curr Allergy Asthma Rep 2012; 12: 64-71)。この推論では、北部に位置する地域ほどアレルギー症状が多く見られる理由として、緯度が高くなると日照時間が短くなるためビタミンDの産生量が少なくなるからではないかと考察されていた。実際、母親の血中ビタミンD濃度と児のアトピー性皮膚炎(AD)発症リスクは相関するとの報告もある(Pediatr Allergy Immunol 2016; 27:612-619)。

 ビタミンDの内服によりADの発症を予防できるかどうかに関しては、最近のメタ解析(ランダム化試験1件、非ランダム化試験4件)でも、まだ弱いエビデンスしか導けず、結論が出せていなかった(Allergy 2018; 73: 37-49)。そこで今年(2019年)発表された、新生児期のビタミンD内服によるADの発症予防効果を検討した大規模ランダム化比較試験をご紹介したい(J Allergy Clin Immunol 2019; 143:1012-1020.e2)。

 その結果は意外な、しかし納得できるものだった。

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