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外交官ドクター、世界の医務室から 外交官ドクター、世界の医務室から

〔編集部から〕このシリーズは、世界各国で活躍する医務官によるリレー形式のエッセーです。“究極の総合診療医”でもある医務官が、在留邦人に対する医療活動や赴任先でのエピソードなどを紹介。各国の医療事情や現地の写真なども盛り込み、医務官の目を通じて医療の在り方を考えます。

ビンテージ・カーにビンテージ・エコー

在キューバ日本国大使館医務官 高次寛治

 2019年05月22日 05:20
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 中央アフリカの在アンゴラ共和国大使館に勤務していたときの話です。公邸から"料理人が発熱した"と連絡が入りました。アンゴラでは熱帯熱マラリアが蔓延しています。そのため、発熱といえばまずはマラリア、特に熱帯熱マラリアを疑います。1週間ほど前にご夫婦で蚊にたくさん刺され、2日前に奥様が発熱し熱帯熱マラリアの投薬治療を行ったばかりで、嫌な予感がします。検査キットで熱帯熱マラリアが陽性のため、行きつけのクリニックを受診させました。重症マラリアと診断され、ただちに入院設備がある病院のICUに転院となりました。血小板の低下も認められたため、保険会社に連絡したところ速やかに南アフリカ共和国への移送が決まりました。しかし、実際に移送されるまでに30時間以上かかりました。その間、血小板の低下は続き、黄疸も出現しヒヤヒヤしながら病院に詰めていました。移送後の治療が奏効し、2週間ほどでアンゴラに戻ることができました。奥様の診察時に付き添ってきた夫(料理人)の"自分は無症状"という言葉を鵜呑みにせず、奥様と一緒に検査をしておけばと後悔しました。また、たった2日間の治療開始の違いで全く状況が変わることを目の当たりにし、勉強になりました。

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アンゴラ・Luanda市:水場が蚊の発生源となり、水場近くの住民はマラリアに感染する危険性が高くなる(筆者撮影)

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