メニューを開く 検索を開く ログイン

【システムメンテナンスのお知らせ】12月4日20時半〜12月5日終日、Medical Tribuneウェブの全てのサービスをご利用いただくことができません。メンテナンス終了後は、再度ログインが必要となります。併せて、12月5日〜数日の間に会員情報を変更された場合、反映までにお時間を頂く場合がございます。予めご了承ください。

ホーム »  連載・特集 »  ドクターズアイ 倉原優(呼吸器) »  「男性の肺高血圧症は予後不良」は本当か

ドクターズアイ 倉原優(呼吸器) ドクターズアイ 倉原優(呼吸器)

「男性の肺高血圧症は予後不良」は本当か

 2019年09月18日 05:05
プッシュ通知を受取る

2名の先生が役に立ったと考えています。

研究の背景:肺高血圧症は女性に多いが、「男性は予後不良」が半ば常識

 日本では、特発性および遺伝性の肺高血圧症の患者数は20歳代から70歳代まで緩やかに増加し、男女比は1:2.17で女性の方が多いとされている(図1)。ただし、このデータは肺動脈性肺高血圧症(PAH)特定疾患申請書類を基に集計されたものであり、膠原病に対する特定疾患受給を受けている集団は含まれていない可能性もある。

図1. 特発性および遺伝性肺高血圧症の男女別・年齢層別患者数

24140_fig1.png

(難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究班2013)

 遺伝性PAHでは、BMPR2ALK1EndoglinSMAD9CAV1KCNK3などの遺伝子が疾患発症に関与していることは分かっているが、これら遺伝子異常が性差に与える影響は分かっていない。女性に多い理由として、女性ホルモン(Curr Vasc Pharmacol 2006;4:9-15)、自己免疫性あるいはX連鎖遺伝子座(Am Rev Respir Dis 1984;129:194-197)などの説が提唱されているが、因果関係は証明されていない。

 PAHの世界では「男性は予後不良である」というのが半ば常識になっている。症例数はそこまで多くないものの、発見される男性例は確かに重症が多く、個人的にも予後不良であることを認識している。

 その性差に関する通説に一石を投じた研究を紹介する(ERJ Open Res 2019年8月12日オンライン版)。スウェーデンにおける特発性肺動脈性肺高血圧症(IPAH)のコホートデータである。IPAHは、明確な原因が除外され、原因不明として残ったPAHの集団を指す。

…この続きを読むには、ログインまたは会員登録をしてください

コメント機能は会員限定サービスです。

ワンクリックアンケート

コロナで医療崩壊の危機」感じていますか?

当日人気記事TOP10(医師)

医療関係者の皆さまへ

新型コロナ感染症が蔓延するなか、メディカルトリビューンは医療現場で奮闘する関係者に敬意と感謝を表します。この感染症が一日も早く終息し、新しい医療が構築されるよう、メディカルトリビューンは最新の情報を発信していきます。

 

ホーム »  連載・特集 »  ドクターズアイ 倉原優(呼吸器) »  「男性の肺高血圧症は予後不良」は本当か