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地域医療再生の近道を考える

勝岡洋治(大阪医科大学名誉教授)

 2019年11月06日 05:10
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 地域医療の崩壊が叫ばれて久しい。特に、遠隔地や僻地における医療過疎は深刻である。その背景にあるのは医師不足である。医師不足を招いたのは新研修医制度の導入により卒業生の大学病院離れが生じ、派遣人事を担っていた医局崩壊の結果といわれている。この制度では研修医個人と研修指定病院との間で採用が決められている。地方の大学を卒業しても大半の初期研修医は都市部の研修指定病院を希望する。初期研修を終えた後も専門医を目指して指導医が在籍する都市部の基幹施設を選択してきた。その結果として、医師が大都市圏に集中し地域偏在を引き起こした。新たに導入された専門医制度はさらに地域医療に従事する機会を奪ってしまいかねない。医療の高度化に伴い、若手医師は設備と人材が整った医療機関に研修と実践の場を求める。地域医療を志す開業医も人口減少により過疎化が進む地域は除外する。さらに、子育て中の医師たちは進学率が高い学校が集中する都市部の教育環境を望んで地方に赴任することを忌避する。特に、女性医師の地方勤務は比較的困難である。このような幾つかの要因を挙げてみると、いずれも近年の社会現象と社会構造の変化が生み出した結果ともいえるかもしれない。

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