第4回 :新型タバコ問題から見える歪んだ社会の力学
今回は、米国の電子タバコによる急性肺障害への対応を通じて、タバコ問題との向き合い方を考察してみたい。私は、この問題は診療科を問わず、全医療者の日々の診療に関係していると考えている。今年(2019年)9月に報道され始めた米国における電子タバコ使用に関連した急性肺障害の症例数・死亡者数の増加が止まらない。もう少し正確にいうと、過去のカルテなどの医療情報から、電子タバコの使用歴がある人で呼吸器症状や呼吸器疾患による入院や死亡が次々と発見されているのである。10月8日時点で入院患者は1,299例、17歳の若者を含む26例の死亡が報告されている。
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田淵 貴大(たぶち たかひろ)
大阪国際がんセンターがん対策センター疫学統計部副部長。2001年、岡山大学医学部卒業。血液内科医として岡山大学病院、岡山市立市民病院、名古屋医療センター等に勤務後、2011年に大阪大学大学院にて医学博士取得(公衆衛生学)。同年4月から大阪国際がんセンターがん対策センター勤務。近著に『新型タバコの本当のリスク アイコス、グロー、プルーム・テックの科学』(内外出版社)がある。









