今後さらにタバコ問題に関する議論を深めていくためには、タバコ問題の歴史と現状(歪められた社会)について理解してもらうことが欠かせない(関連記事「新型タバコ問題から見える歪んだ社会の力学」)。現状のわれわれの認識は、生まれながらにして歪められた社会で育まれてきたものである。当たり前だと思っている現状は、歪められた結果として存在しており、タバコ問題への向き合い方は適切なレベル(在るべき姿)よりもかなり下方へ歪められてしまっている。