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ドクターズアイ 仲田和正(総合診療) ドクターズアイ 仲田和正(総合診療)

世界最新の大腸がんレビュー

西伊豆健育会病院病院長 仲田 和正

 2019年12月23日 18:05
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16名の先生が役に立ったと考えています。

 Lancet2019; 394: 1467-1480)の2019年10月19日号のセミナーが大腸がんでした。2019年5月に小生、上行結腸がんの手術を受けたばかりでしたので、今回は興味津々で読みました。最重要点は以下の17点です。

  1. 便ヒトHb検査は大腸がん死亡を22%減らす。CEA高値は予後不良
  2. 50歳以上は毎年便潜血検査を(推奨度A)!便周囲でなく便内血液に注意
  3. 大腸がんリスクは喫煙、アルコール、座業、肥満、赤い肉、加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン、ハンバーガー)!
  4. 右大腸がんは左と分子学的に異なりMSI-H、RAS変異、BRAF変異多く予後不良
  5. MSI-H、dMMRの大腸がんで免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブなど)が極めて有効
  6. 右大腸がんでRAS変異(+)or BRAF変異(+)で抗EGFR抗体薬(セツキシマブ、パニツムマブ)無効!
  7. 遺伝性大腸がんは12~35%。Lynch症候群は1、2年ごとの大腸カメラを20歳から25年継続せよ
  8. 大腸がんは異常陰窩巣→ポリープ→大腸がん。NBI内視鏡で血管・粘膜構造観察
  9. 大腸がんは管状腺腫のがん化経路、鋸歯状腺腫/ポリープのがん化経路もあり
  10. T1(粘膜下層)までは内視鏡切除
  11. 手術は腹腔鏡視下complete mesocolic excision、total mesorectal excision
  12. 直腸がんは化学放射線療法(フルオロピリミジン併用)で完全寛解することあり
  13. 肝転移にラジオ波/マイクロ波焼灼、定位放射線治療。腹膜転移も治療法出現
  14. 転位がんにフルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンも使用
  15. 大腸がんの血管新生抑制に抗VEGF抗体(ベバシズマブ、アフリベルセプト、ラムシルマブ)
  16. 化学療法無効時、新薬レゴラフェニブ、TAS102(トリフルリジン+チピラシル配合剤)使用も
  17. 手術不能がんに化学療法が奏効し手術移行することをconversion therapyという

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