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トップジャーナルに学ぶ「脂質異常症の管理」

西伊豆健育会病院病院長 仲田 和正

 2020年02月19日 05:05
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30名の先生が役に立ったと考えています。

 N Engl J Med2019; 381: 1557-1567)に脂質異常症管理の総説がありました。

 2018年にACC(American College of Cardiology)/AHA(American Heart Association)によるコレステロール管理のガイドラインが出て、さらに昨年(2019年)心血管疾患予防のガイドラインが出ました。これらのガイドラインは下記、当西伊豆健育会病院ホームページにまとめてあります(関連リンク1、2)

 本日のこのNEJM総説「脂質異常症の管理」はこれらを基にしたものです。

 最重要点は下記14点です。

  1. LDLコレステロールは「lower is better !」、10mg/dL未満にしても副作用はない
  2. 患者と危険因子相談、今後10年リスク示せ(関連リンク3)。境界値ならCoronary artery calcium (CAC)スコアも
  3. 地中海食を取り加工肉・砂糖入り飲料減らし週最低150分の運動を!
  4. LDL-C≧190mg/dLの場合や糖尿病・急性冠症候群でLDL≧70mg/dLも即スタチン開始
  5. IHD予防にLDL-C<100mg/dL、再発<70mg/dL、低リスク<116mg/dL。高リスクはLDL-C5割、中リスク3割削減
  6. 心血管リスク境界値ではCACスコア計算も可
  7. アセチルCoA→HMG-CoA→メバロン酸→コレステロール。スタチンはHMG-CoA→メバロン酸の阻害
  8. HMG-CoA→ケトン3種。βOH酪酸は尿検不能。ケトーシスでBG↑はDM、↓は飢餓
  9. スタチンの利益はリスクを上回る。長期間使用で年々効果が高まる
  10. 胆汁はせっけんと同様、油とミセル(中心が疎水、周辺が親水)をつくり水溶性に
  11. ゼチーアはコレステロールの小腸と肝細胞吸収時働くNPC1L1蛋白阻害、LDL削減の第二選択
  12. PCSK9阻害薬はLDL受容体分解阻害、LDL低下。LDL降下薬の第三選択
  13. スタチンによりLDL↓だがTG↑のときEPA、DHAが心血管リスク減少に有効かも
  14. スタチンの上乗せ薬bempedoic acidは安上がりで有効かも

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