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リポ蛋白(a)を標的とした脂質改善薬の開発

 2020年02月26日 05:05
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研究の背景:古くから危険因子として注目されていたLp(a)

 私が医師になったのは26年前(1994年)であるが、このころ、リポ蛋白(Lp)(a)は冠動脈疾患危険因子として注目されていた(という記憶がある)。しかし、ここ10年、(私の勉強不足のせいなのだが)Lp(a)に注目した研究をまともに目にしたことはなかった。それが、今年(2020年)1月16日号のN Engl J MedにLp(a)を下げる薬物療法の論文が掲載された(N Engl J Med 2020;382:244-255)。単に私が勉強不足なだけだったのである。

 さらに、この研究で用いられた手法はアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)である。これもまた15~20年ほど前、まだ私が少し試験管に触れていたころ、ワクワクしながら実験手法の本を読んでいた折に出てきた用語である。ASOとは標的蛋白質のmRNAに相補的な、一本鎖のDNAまたはRNAのことで、標的となる物質(蛋白質)の発現を阻害して薬理学的効果を発揮することができる。

 ある種の懐かしさと、ここ10年以上勉強していなかったことの恥ずかしさとを持って、この論文をご紹介したい。

 なお、Lp(a)は50mg/dL超で独立した冠動脈危険因子であることが、スタチン治療中の患者において示されている(Lancet 2018;392:1311-1320)。

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