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ドクターズアイ 仲田和正(総合診療) ドクターズアイ 仲田和正(総合診療)

転倒予防に薬減らし筋トレ+平衡運動を!

ウォーキング自体に転倒予防効果なし

西伊豆健育会病院病院長 仲田 和正

 2020年04月16日 14:35
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12名の先生が役に立ったと考えています。

 N Engl J Med2020; 382: 734-743) に「老人の転倒予防」の総説がありました。医師の皆様はあまり興味がないかもしれませんが、どこの病院でもリスクマネージャーは転倒には大変苦労しています。たいてい看護師長クラスの方々がリスクマネージャーに任命されていると思いますが、ぜひこの総説を見せてあげてください。著者は、UCLAのDavid Geffen医学校のドクターとハーバードのBrigham and Women's Hospitalの理学療法士の方です。

 N Engl J Med「老人の転倒予防」総説、最重要点は下記13点です。

  1. 転倒の10%で骨折、脱臼、捻挫、挫傷を起こす
  2. 「過去2回/年以上の転倒歴」「転倒に恐怖感あるか」聞け。易転倒性である!
  3. 転倒リスク:歩行/平衡障害、視力障害<0.25、安定薬、ポリファーマシー、利尿薬
  4. 歩行スピード<0.6m/秒、Timed Up and Go test>12秒は転倒リスク
  5. 平衡検査:10秒ずつside-by-side⇒semi-tandem<10秒は運動を⇒full-tandem
  6. 薬は全て確認し数を減らし、鎮静、譫妄、起立性低血圧起こす薬を減らせ
  7. 筋トレ10~15回/日:椅子に浅く座り背を反らす⇒膝屈曲し中腰で立つ
  8. 平衡訓練10~15回/日:椅子の後ろに立ち片手で背もたれつかみ片足で10秒立位
  9. ウォーキング自体に転倒予防効果はない
  10. 65歳以上は1~2年ごとに視力検査、視力<0.25は転倒リスク、白内障手術推奨
  11. 認知症、うつ病、抗うつ薬は転倒リスクあり、認知症薬は失神起こす
  12. 起立性低血圧ではゆっくり立ちすぐ歩き出すな。抗ChE薬、α拮抗薬中止
  13. ビタミンDで転倒リスクは減少しない。Hip protectorに効果なく推奨しない

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