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レムデシビルは決定打になりうるか

 2020年06月01日 05:15
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© Getty Images ※画像はイメージです

研究の背景:COVID-19は治療薬の検証が難しい感染症

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療あるいはワクチン予防は、非常に注目されている(当然だが)。既に、200件以上の臨床試験が登録されているという。

Song G, Cheng MQ, Wei XW. Advance of Novel Coronavirus Registration Clinical Trial. medRxiv. 2020 Mar 20;2020.03.16.20034934.

 本稿執筆時点(5月28日)では、日本はほぼほぼ第一波を乗り越えようとしているさなかにある(幾つかの懸念事項はあるが)。治療薬については、ファビピラビル(アビガン)、ヒドロキシクロロキン(プラケニル)、レムデシビル(ベクルリー)、ロピナビル/リトナビル(カレトラ)、治癒者の抗体、イベルメクチン(ストロメクトール)、ステロイド、その他の免疫抑制効果を持つ薬など、数多くの治療が試されたり、検討/吟味されたりしてきた。

 その中で、特に日本で話題になっていたのがアビガンとレムデシビルである。商品名と一般名を並べるのもなんだが、どちらも世間的に通りがよいので、あえてこうする。アビガンについては安倍首相が「5月中の承認を」とコメントしていたが、臨床データに乏しいため、これは見送られたようだ。臨床研究情報ポータルサイトによると(5月28日検索)、日本で現在行われている臨床試験は3つだが、そのうち1つは単群試験である。2つ目は無症状・軽症患者を対象とした非盲検試験で、臨床的に重要なアウトカムの検証はやや困難だ。3つ目は、肺炎を伴う感染者をファビピラビル群とファビピラビル+ナファモスタットメチル酸塩併用群に分けた比較試験なので、アビガンの効果「そのもの」は検証し難い。

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薬のデギュスタシオン2

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