もし、安楽死を望む患者が現れたら
2020年07月28日 05:05
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『だから、もう眠らせてほしい−安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語』
西智弘著、四六判、1,600円+税、晶文社
安楽死をめぐる衝撃的な事件が起こり、社会を騒然とさせている。もし、あなたのもとに安楽死を希望する終末期患者が現れたら、あなたは何を語るだろう。本書は緩和ケア医がそうした患者に出会い、逡巡と考察を重ねる物語だ。川崎市立井田病院で腫瘍内科・緩和ケア内科の医長を務める西医師が、実名で登場。安楽死について発言している論客を訪ねて話を聞く。その中で現代日本における安楽死の状況や論争点、さらには患者とのつながりに関わる問題点をあぶり出すという、小説仕立てのノンフィクションである。
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