「新型コロナ騒動」が問う日本人の死生観

緩和ケア 萬田診療所院長 萬田緑平

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 私は在宅緩和ケア医。外科医を辞めて12年間、がん患者専門の外来緩和ケアおよび訪問診療を行ってきた。午前2〜3人の外来診療と午後2〜3人の訪問診療を1人でこなす。在宅の患者にこだわっている。自称「日本一患者数の少ない診療所」だ。賃貸の診療所で、看護師はいない。医療機器は看護師用のエコーのみ。妻と2人で小さくやっていれば、食えるくらいは稼げる。年間の患者数は百数十人。看取りは年間100人程度。「看取り屋」ではなく、最後まで目いっぱい生き抜く手伝いをする「生き抜き屋」だ。

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