孤立・孤独とセルフ・ネグレクト
東邦大学大学院看護学研究科教授・岸恵美子氏に聞く
2020年09月30日 17:50
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「セルフ・ネグレクト」という言葉をよく耳にするようになった。生きていく上で欠かせない衣食住や衛生などへの関心を失い、人付き合いを避け、健康や生命さえ脅かされる状態になることだ。特に独居の高齢者に散見され、ゴミ屋敷や孤立死の背景に多く存在するという。地域の保健師としてこの問題に長く取り組み、多数の調査や研究を主導する東邦大学大学院看護学研究科教授の岸恵美子氏に話を聞いた。セルフ・ネグレクトに関しては現在、地域包括支援センターが中心となって福祉や介護の専門職が対応している。しかし、セルフ・ネグレクトが深刻な健康リスクである点は明らかであり、医療者は自らの課題として捉えてほしいと同氏は指摘する。
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