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進行NSCLCへのイピニボ療法、期待値は?

医師100人が回答

 2021年01月22日 05:07
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 昨年(2020年)11月、切除不能な進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療において、抗PD-1抗体ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ(+プラチナ製剤を含む化学療法との併用療法)による複合免疫療法がわが国でも薬事承認され、同月刊行された日本肺癌学会の『肺癌診療ガイドライン 2020年版』でもニボルマブ+イピリムマブが推奨に加えられた(関連記事「3種の複合がん免疫療法が肺がんで一挙承認」「肺癌診療GL2020、薬物療法の改訂ポイント」。

 これらの承認および推奨は、2件の第Ⅲ相試験〔①化学療法未治療のⅣ期/再発NSCLC患者を対象に、ニボルマブ単剤療法、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法またはニボルマブ+化学療法(プラチナ製剤を含む2剤化学療法)と、化学療法単独を比較したCheck Mate-227②Ⅳ期/再発NSCLC患者の一次治療において、ニボルマブ+イピリムマブにプラチナ製剤を含む2剤化学療法2サイクルを追加した併用療法の有効性および安全性について、化学療法のみを最大4サイクル行う(その後、適格であればペメトレキセドによる維持療法を任意で施行)群と比較したCheck Mate-9LA〕の結果に基づいたもの。

 Medical Tribuneの以前の特集記事「進行肺がんへの最適ながん複合免疫療法は?」でも紹介したように、 Check Mate-227試験ではPart 1aのPD-L1陽性患者における3年時全生存率がニボルマブ単剤療法群29%、ニボルマブ+イピリムマブ群33%、化学療法単独群22%、中間解析の全生存期間中央値は化学療法+ニボルマブ+イピリムマブ群14.1カ月、化学療法群10.7カ月、ハザード比 0.69、95%CI 0.55~0.87、P=0.0006と、いずれもニボルマブ+イピリムマブ(+短期化学療法)により良好な成績が得られた。さらにCheck Mate-9LA試験では日本人が大半を含む、アジア人サブグループ解析でもその傾向が示されている(関連記事「CheckMate-9LAレジメンはアジア人でも有効」)。

 このように、両試験の結果は大きな期待が持てるものだったが、今後実臨床においてCheck Mate-227レジメンとCheck Mate-9LAレジメンをどのように使い分けるかが注目される。

 そこで今回、Medical Tribune編集部では、切除不能な進行・再発NSCLCにおけるニボルマブ+イピリムマブ(+短期化学療法)がファーストチョイスとなりうる余地はあるのか、承認直後における意識調査を行った。川崎市立川崎病院呼吸器内科医長の田中希宇人氏のコメントと併せて紹介する。

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