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SGLT2阻害薬の心血管アウトカムは世界共通?

ファーマコ・エピ的な視点からの検証

慶應義塾大学循環器内科 香坂 俊

 2021年02月12日 05:10
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17名の先生が役に立ったと考えています。

① 研究手法の背景:ファーマコ・エピとは?

 診療データを使った研究手法に関して世界的に注目が集まっていますが、最近薬剤疫学(Pharmaco-Epdemiology:よく「ファーマコ・エピ」と略されます)という分野での処方データの使い方が注目されています。従来の古典的な疫学研究では、全く健康な方を健康診断のときなどにまとめて登録させていただき、そこから10年そして20年と追跡させていただく手法を取っていましたが、このファーマコ・エピという手法は、一言で言えば

"薬剤処方を受けたときを起点として、その方の予後がどうなるのかを追跡する"

という手法です。薬剤処方を受けたときを起点とし、追跡(合併症や新たな病気が起きるかどうか)も診療データ上で行います。このやり方ですと、全く健康な方を対象とするというわけにはいかないのですが、糖尿病など投薬を要する疾患のコホート(集団)を規定して研究することには非常に有用な手法です。ただ、統計学的な補正や層別化などを行うためにデータを非常に大きな規模で集積しなくてはならない(10万~100万という単位)というところがネックでしたが、最近処方データが電子化され、病名と一緒に診療データとして登録されるようになり、ここ5年くらいでファーマコ・エピの手法は広く用いられるようになりました(わが国でもDPCデータとして各病院に集積されています)。

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