"想定外"は論外である
東京大学医学部附属病院国際診療部 副部長 山田秀臣
2021年02月24日 05:00
プッシュ通知を受取る
46名の先生が役に立ったと考えています。
[編集部から]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の収束が依然見通せない中、自然災害(台風や集中豪雨、地震、津波、火山噴火など)や人為災害(テロ、大規模事故など)、特殊災害(原子力発電所事故、海洋汚染など)が混合する「複合災害」への備えが急務である。また、東京オリンピック・パラリンピックや大阪万博などの大規模イベントを控え、新興感染症の流入やマスギャザリング(集団形成)への備えも喫緊の課題となっている。本連載では、これまでの災害医療や救急医療といった枠組みを超えた多様な視点を踏まえ、過去に類を見ないような「想定外の事態」から医療を守る方策を考える話題を提供する。第1回は、医療にとっての想定外とは何かを山田秀臣氏に論じてもらった。
…この続きを読むには、ログインまたは会員登録をしてください