津波の経験は医師に何をもたらしたのか
2021年03月05日 05:15
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2011年3月11日に発生し、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災。鉄道や道路が寸断され、医療物資の供給および医療従事者の派遣、患者搬送などの医療支援を受けられず、地域で孤立し、減少する一方の飲食物と医療資源を調整しながら診療に当たる医療現場が受けた衝撃は計り知れない。東北大学病院消化器内科の菅野武氏は発災当日、高さ約15mの津波の被害にあった公立志津川病院(宮城県、現南三陸病院)で患者の救助と医療活動に懸命に取り組んだことが評価され、2011年の米・TIME誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出された。大震災の経験は同氏や医療に何をもたらしたのか聞いた。(関連記事「"世界の100人"に津波患者救出の菅野武氏ら」)
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