感染症の想定外に備える
グローバルヘルスケアクリニック院長 水野泰孝
コロナ発生当初は想定内の「エピデミック」と認識
2019年末に中国・武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、瞬く間に世界に拡散し、1年足らずで1億人以上の人々が罹患するパンデミック(世界的流行)を引き起こした。専門家の多くも、現在のような事態に至るとは予測し難く、まさに「想定外」であったことは否めない。
そもそもCOVID-19が知れ渡ったのは、武漢市の海鮮市場を利用した人々の間で「謎の肺炎」が流行したことから、その病原体の解析が行われ、新種のコロナウイルス(SARS-CoV-2)と判明したのが発端である。
コロナウイルスは呼吸器感染症の原因ウイルスの1つであり、重症化せずに自然治癒することが多く、初期の報告事例も同様の印象であった。また、発生当初は同市内の海鮮市場利用者が感染の中心で、ヒトーヒト感染は限定的だったため、多くの専門家は想定内の「エピデミック(一定期間に一定の人口に流行する)」という認識を持っていたと推測する。
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水野 泰孝(みずの やすたか)
グローバルヘルスケアクリニック 院長









