非典型溶血性尿毒症症候群薬ラブリズマブ
抗体製剤が2剤に拡大、死亡例が激減の可能性も
免疫システムにおいて重要な役割を果たす「補体」の制御因子に異常のある人が、かぜや腸炎などの感染性疾患、妊娠などが引き金となって発症する非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)。溶血性貧血、血小板減少、腎不全を3主徴とする希少疾患である。aHUSの初めての治療薬として補体(C5)に対する抗体医薬エクリズマブ(商品名ソリリス)が2013年に登場し、治療は大きく前進した。2020年9月には、2剤目となる補体(C5)に対する抗体医薬ラブリズマブ(同ユルトミリス)が使用可能になり、aHUSの治療選択肢が増え、患者の予後改善が期待されている。aHUSの特徴、治療法、新薬への期待について、aHUS診断基準改訂委員会の委員長を務める徳島大学病院病院長の香美祥二氏に聞いた。
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